売上計上基準のポイントを解説していきます。日商簿記2級合格に向けてポイントを理解していきましょう。
売上の計上基準
売上の計上基準には、以下のものがあります。
- 引渡基準
- 出荷基準
- 検収基準
引渡基準
商品を相手方に引き渡した時点で、売上を計上します。
出荷基準
商品を出荷した時点で、売上を計上します。
検収基準
引き渡した商品を相手先が検収した時点で、売上を計上します。
(例題)
商品800円を掛けで売り上げ、商品を発送した。
引渡基準の仕訳、出荷基準の仕訳、検収基準の仕訳をしてください。
(解答)
- 引渡基準
商品を相手方に引き渡していない、すなわち、相手方が商品を受け取っていないので、仕訳する必要はありません。 - 出荷基準
売掛金800/売上800→商品を発送した時点で売上を計上します。 - 検収基準
商品を引き渡していない、かつ、検収していないので、仕訳する必要はありません。