経費計算の要点を押さえた後は、徹底的に経費計算の問題を解きましょう。
日商簿記2級に合格するためには、数多くの問題を解くことが重要です。
経費計算問題
問1:仕訳
次の取引について仕訳しなさい。使用する勘定科目は、【仕掛品、製造間接費、現金、材料、減価償却累計額、買掛金】とする。
- 外注加工賃100円を現金で支払った。
- 工場建物の減価償却費の年間予定計上額は12,000円であり、当月分の減価償却費を計上する。
- 当月の棚卸減耗費は、300円であった。
- A製品の製造のため、材料甲800円を出庫し、外注先に加工を依頼した。なお、外注先に材料を無償支給している。
【解答】
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | |
1 | 仕掛品 | 100 | 現金 | 100 |
2 | 製造間接費 | 1,000 | 減価償却累計額 | 1,000 |
3 | 製造間接費 | 300 | 材料 | 300 |
4 | 仕掛品 | 800 | 材料 | 800 |
問2:各経費の当月消費額
次の資料にもとづき、各経費の当月消費額を計算しなさい。
【資料】
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【解答】
- 外注加工費:3,000円-500円+800円=3,300円
- 旅費交通費:3,000円+500円-800円=2,700円
- 保管料:3,000円+500円+800円=4,300円
- 減価償却費:300,000円÷12ヵ月=25,000円
- 電力料:10,000円
- 棚卸減耗費:12,000円-10,000円=2,000円
問3:経費仕訳帳等
次の3月中の資料にもとづき、各勘定を完成させ、経費仕訳帳を完成させなさい。
【資料】
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【解答】