簿記用語の意味を解説【な行・は行】

簿記の用語の意味を解説しています。このページの用語は、「な行・は行」です。

効率的な学習のために、用語の意味を理解していきましょう。

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名宛人

約束手形を受け取った人のことを名宛人または受取人といいます。

二勘定制

当座借越の処理には、二勘定制と一勘定制があります。

二勘定制とは、当座預金と当座借越の2つの勘定科目を使って仕訳をする方法です。

入金伝票

入金伝票には、入金取引(現金が増える取引)を記入します。

仕訳でいうと、「借方=現金」となる取引です。

のれん

合併の対価から引き継いだ純資産(資産ー負債)を控除した結果、プラス金額のときは、そのプラス金額をのれん(資産)として処理します。

配当金受領証

ある企業の株を購入し、持っていれば、配当金を受け取ることができる場合もあります。

配当金の受取方法に配当金領収証方式があります。

発行会社から配当金受領証が郵送されてきます。そして、その領収証を金融機関に持っていくと、配当金(現金)を受け取ることができます。

上記のように、配当金受領証は、すぐに換金できるので、現金として処理します。

売買目的有価証券

時価の変動により利益を得ることを目的として保有する有価証券のことを売買目的有価証券といいます。

端数利息

端数利息とは、直前の利払日の翌日から売買日までの利息のことです。

引出金

個人商店では、店主が出資者です。

なので、店主は、家事用で、店にある現金や商品などを使うことができます。

家事用で使うことを資本の引き出しといいます。

資本の引き出しの処理に、引出金勘定を用いて処理する方法があります。

非支配株主持分

例えば、B社が、A社の議決権の80%を所有しているとします。

そうすると、後の20%は、B社(親会社)以外の株主が所有しています。

B社(親会社)以外の株主のことを非支配株主といいます。

ファイナンス・リース取引

ファイナンス・リース取引とは、次の2要件を満たすリース取引のことです。

解約不能
リース契約に基づくリース期間の中途において当該契約を解除することができない。
プルペイアウト
借手が、リース物件からもたらされる経済的利益を実質的に享受することができ、かつ、当該リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担する。

付随費用

資産の取得や資産の処分などの取引が行われるときに、関連して発生する諸経費のことを付随費用といいます。

振替伝票

振替伝票には、振替取引を記入します。振替取引とは、現金が増減する取引以外の取引です。

仕訳でいうと、「借方や貸方に現金を記入しない」取引です。

振出人

約束手形を作成した人のことを振出人または支払人といいます。

分記法

商品売買の仕訳をする際、「商品(資産)」、「商品売買益(収益)」の2つの勘定科目を使う方法のことを分記法といいます。

別段預金

株主になりたい方から申込証拠金が払い込まれたときは、株式申込証拠金(純資産)で処理します。

申込証拠金が払い込まれたとしても、この時点では、返済する可能性があり、自由に使うことができません。つまり、一時的に預かっています。

この場合、自由に使うことができる当座預金などと区別する必要があるので、別段預金(資産)で処理します。

返品調整引当金

当期に売り上げた商品につき、契約に基づき翌期以降に買い戻しを行う場合があります。

そこで、返品による損失に備えなければなりません。

翌期に返品される可能性が高いときは、決算において、返品が予想される商品の利益部分を見積もり、返品調整引当金繰入を借方に、返品調整引当金を貸方に記入します。

補助簿等

補助簿には、補助記入帳と補助元帳があります。

補助記入帳とは、特定の取引についての明細を記録する帳簿のことです。

補助元帳とは、特定の勘定についての明細を記録する帳簿のことです。

主要簿で把握できないことを補助簿で補うことになります。

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