貸倒引当金の要点(決算整理)をまとめました。日商簿記3級合格のために、このページに掲載している要点を覚えてから問題を解いてください。
なお、このページに掲載している要点が分からないときには、テキストに戻って復習してください。
貸倒引当金等要点(決算整理)
貸倒引当金
貸倒引当金の見積額 | 売上債権(売掛金、受取手形)の期末残高×貸倒実績率 |
貸倒引当金の設定 | 貸倒引当金繰入××/貸倒引当金×× ※貸倒引当金の期末残高があるとき(期末残高<当期設定金額)は、「当期設定金額-期末残高」の金額を記入します。 ※貸倒引当金繰入は、費用に該当します。 ※貸倒引当金は、資産のマイナス。 |
貸倒損失
前期以前に発生した債権が貸し倒れたとき |
※貸倒損失は、費用に該当します。 |
当期に発生した債権が貸し倒れたとき | 貸倒損失××/適切な勘定科目×× |
前期以前に貸倒処理した債権を回収したとき | 適切な勘定科目××/償却債権取立益×× ※償却債権取立益は、収益に該当します。 |
要点確認問題
上記の要点を覚えているかどうかを試してください。
次の( )の中に入るのは何ですか?なお、覚えているかどうかは、上記の要点整理でご確認ください。
貸倒引当金
貸倒引当金の見積額 | ( )×貸倒実績率 |
貸倒引当金の設定 | ( )××/( )×× ※貸倒引当金の期末残高があるとき(期末残高<当期設定金額)は、「( )」の金額を記入します。
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貸倒損失
前期以前に発生した債権が貸し倒れたとき |
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当期に発生した債権が貸し倒れたとき | ( )××/( )×× |
前期以前に貸倒処理した債権を回収したとき | ( )××/( )×× |
要点練習問題
次の取引について仕訳しなさい。
〔使用する勘定科目:現金、売掛金、貸倒引当金、償却債権取立益、貸倒損失〕
- 前期に計上した売掛金500円が貸倒れとなった。貸倒引当金の残高は700円。
- 前期に計上した売掛金500円が貸倒れとなった。貸倒引当金の残高は300円。
- 当期に計上した売掛金500円が貸倒れとなった。
- 前期に貸倒れとして処理した売掛金500円を現金で回収した。
【解答】
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | |
1 | 貸倒引当金 | 500 | 売掛金 | 500 |
2 | 貸倒引当金 | 300 | 売掛金 | 500 |
3 | 貸倒損失 | 500 | 売掛金 | 500 |
4 | 現金 | 500 | 償却債権取立益 | 500 |