第2回予想模試【日商簿記2級】を掲載しています。本試験までには、必ず、チャレンジしてください。
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目次
予想問題【第2回】
第1問:仕訳問題
次の取引について、仕訳しなさい。勘定科目は、次の中から適当なものを選びなさい。
現金、当座預金、電子記録債権、売掛金、本店、建物、備品、建設仮勘定、火災未決算、貸付金、借入金、減価償却累計額、未払金、横浜支店、大阪支店、本店、資本金、資本準備金、利益準備金、売上、保険差益、租税公課、火災損失、減価償却費 |
- 備品(取得原価50万円、減価償却累計額39万2千円、償却保証額5万4千円、改定償却率0.5、耐用年数5年)の200%定率法による減価償却に関する決算整理仕訳(間接法)をしなさい。
- 大阪支店は、横浜支店に原価800円の商品を発送し、横浜支店は、これを受け取った。本店の仕訳をしなさい。なお、本店集中計算制度による。
- 店舗の建築を12,000円で、建設会社に請け負わせ、建築中に、建築代金の一部4,800円を、建設会社に対し、小切手を振り出して支払った。
- 当期の3月31日に、保険を掛けている建物(取得原価500,000円、減価償却累計額125,000円、定率法0.25、間接法、年1回3月末日決算)が火災により焼失したので、ただちに、保険会社に保険金の支払いを請求した。
- 当社は、A商店に金銭消費貸借契約により現金2,800円を貸し付け、取引銀行を通じて電子記録債権の発生記録を行った。
第2問:銀行勘定調整表問題
次の資料に基づいて、銀行勘定調整表を作成し、企業側の修正仕訳を示しなさい。
勘定科目は、次の中から適当なものを選び、修正仕訳が不要な場合には、仕訳不要と記入しなさい。
【勘定科目】 現金、当座預金、売掛金、買掛金、未収入金、未払金、支払利息、受取利息、受取配当金、繰越利益剰余金、雑損、雑益、受取手形、支払手形 |
<資料>
- 決算日に現金900円を当座預金口座に預け入れたが、銀行では、翌日入金としていた。
- A商店への買掛金の支払いのために小切手800円を振り出したが、決算日において、A商店は、その小切手を銀行に未呈示であった。
- 決算日に、広告宣伝費を支払うために小切手700円を振り出したが、まだ、渡していなかった。
- 決算日に、買掛金の支払いのために小切手600円を振り出したが、その際の記帳を200円としていた。
第3問:損益計算書作成問題
次の決算整理前残高試算表、決算整理事項にもとづき損益計算書を作成しなさい。会計期間は、×3年4月1日から×4年3月31日である。
<決算整理事項>
- 受取手形20,000円を取引銀行で割り引き、割引料800円を差し引いた金額が当座預金に入金されていたが、未処理だった。
- 買掛金12,000円につき、2,000円の仕入割引を受け、差額を小切手を振り出して支払ったが未処理だった。
- 受取手形及び売掛金の期末残高に対して2%の貸倒引当金を差額補充法により設定する。また、貸付金の期末残高2%の貸倒引当金を差額補充法により設定する。残高試算表の貸倒引当金1,000円のうち、800円は、売上債権に対するもので、200円は、貸付金に対するものである。
- 商品の期末棚卸は、次のとおりである。
帳簿棚卸数量150個 原価@100円
実地棚卸数量130個 正味売却価額@80円
棚卸減耗損は、販売費及び一般管理費に計上、商品評価損は、売上原価に算入する。売上原価は、仕入の行で計算する - 建物:定額法 耐用年数20年 残存価額 0円。
- 総売上高の3%の売上割戻引当金を設定する。
- 支払保険料12,000円は、×4年8月1日に向こう1年分を支払った際に計上したものである。
- 売買目的有価証券について、時価法により評価替えをする。なお、当該有価証券の期末時価は11,000円である。
第4問:本社工場会計問題
当製作所は工場会計を独立させている。材料と製品の倉庫は工場に置き、材料仕入れ、給与支払いは本社が行っている。なお、工場元帳には、下記の勘定が設けられている。
【材料、賃金、仕掛品、製造間接費、本社】
次の取引について工場での仕訳をしなさい。
- 掛けで購入した商品1,000個(購入価額@100円)を倉庫に納入した。なお、購入に際し、本社は、20,000円の引取運賃を支払っている。
- 直接工・間接工による賃金の消費額を計上した。直接工の作業時間について、総就業時間は、直接作業時間1,000時間、間接作業時間100時間、手待時間10時間であった。なお、予定総平均賃率は、1,000円である。
- 工場設備の当月の減価償却費80,000円を計上した。
- 製造間接費280,000円を予定配賦した。
- 当月の完成品原価が480,000円であり、完成品を本社の製品倉庫に納入した。
第5問:標準原価計算問題
当社は、製品甲を量産し、パーシャル・プランの標準原価計算を採用している。次の資料にもとづいて、下記の各問に答えなさい。なお、差異分析では変動予算を用い、能率差異は変動費と固定費からなるものとする。
<資料>
- 製品甲1個の標準直接作業時間
→2時間 - 当月正常直接作業時間
→9,000時間 - 製造間接費標準配賦率
→900円/時間 - 当月生産データ
月初仕掛品:600個(進捗度50%)
当月完成品:4,400個
月末仕掛品:400個(進捗度50%) - 当月の実際直接作業時間:8,400時間
- 当月実際製造間接費
変動費:3,500,000円
固定費:4,500,000円
合計 :8,000,000円
※固定費の発生額は、予算と同額であった。
問1:固定製造間接費の標準配賦率を計算しなさい。
問2:当月の標準配賦額を計算しなさい。
問3:製造間接費の差異分析を行いなさい。
予想問題の解答・解説【第2回】
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第1問:仕訳1組につき4点、計20点
第2問:仕訳1組につき4点+( )が4点、計20点
第3問:( )1つにつき2点、計20点
第4問:仕訳1組につき4点、計20点
第5問:( )1つにつき4点、計20点
目標点は、80点です。