標準原価計算の要点をまとめています。日商簿記2級合格のために、このページに掲載している標準原価計算の要点整理を覚えてから問題を解いてください。
標準原価計算要点
標準原価 | 原価標準×実際生産量(完成品数量+月末仕掛品換算量-月初仕掛品換算量)=標準原価 |
直接材料費差異 | 直接材料費差異=標準直接材料費-実際直接材料費 価格差異=(標準単価-実際単価)×実際材料消費数量 数量差異=(標準材料消費数量-実際材料消費数量)×標準単価 ※原価差異がマイナスの場合→不利、借方差異 原価差異がプラスの場合→有利、貸方差異 |
直接労務費差異 | 直接労務費差異=標準直接労務費-実際直接労務費 賃率差異=(標準賃率-実際賃率)×実際作業時間 作業時間差異=標準賃率×(標準作業時間-実際作業時間) ※原価差異がマイナスの場合→不利、借方差異 原価差異がプラスの場合→有利、貸方差異 |
製造間接費差異(固定予算) | 製造間接費差異=製造間接費標準配賦額-実際発生額 予算差異=予算許容額(固定費予算額)-実際発生額 操業度差異=予定配賦率×(実際操業度-基準操業度) 能率差異=標準配賦率×(標準操業度-実際操業度) ※原価差異がマイナスの場合→不利、借方差異 原価差異がプラスの場合→有利、貸方差異 |
製造間接費差異(公式法変動予算) | 製造間接費差異=製造間接費標準配賦額-製造間接費実際発生額 予算差異=予算許容額(変動予算額=固定費予算額+変動費率×実際操業度)-実際発生額 操業度差異=固定費率×(実際操業度-基準操業度) 能率差異=標準配賦率×(標準操業度-実際操業度) 変動費能率差異=変動費率×(標準操業度-実際操業度) 固定費能率差異=固定費率×(標準操業度-実際操業度) ※原価差異がマイナスの場合→不利、借方差異 原価差異がプラスの場合→有利、貸方差異 |
パーシャル・プラン | 仕掛品勘定の当月製造費用のみを実際原価で記入する方法。仕掛品勘定で、原価差異を記入。 |
シングル・プラン | 仕掛品勘定の借方と貸方の全て(月初仕掛品原価、当月製造費用、月末仕掛品原価、完成品原価)を標準原価で記入する方法。直接材料費勘定、直接労務費勘定、製造間接費勘定で原価差異を記入。 |
要点確認問題
上記の要点を覚えているかどうかを試してください。
次の( )の中に入るのは何ですか?なお、覚えているかどうかは、上記の要点整理でご確認ください。
標準原価 | 原価標準×( )=標準原価 |
直接材料費差異 | 直接材料費差異=( ) 価格差異=( ) 数量差異=( ) |
直接労務費差異 | 直接労務費差異=( ) 賃率差異=( ) 作業時間差異=( ) |
製造間接費差異(固定予算) | 製造間接費差異=( ) 予算差異=( ) 操業度差異=( ) 能率差異=( ) ※原価差異がマイナスの場合→( )差異 原価差異がプラスの場合→( )差異 |
パーシャル・プラン | 仕掛品勘定の( )で記入する方法。仕掛品勘定で、原価差異を記入。 |
シングル・プラン | 仕掛品勘定の借方と( )で記入する方法。直接材料費勘定、直接労務費勘定、製造間接費勘定で原価差異を記入。 |