税金問題【日商簿記2級】

税金の要点を押さえた後は、徹底的に税金の問題を解きましょう。

日商簿記2級に合格するためには、数多くの問題を解くことが重要です。

税金問題【項目別】

法人税・消費税問題

次の取引について仕訳しなさい。問4～問7については税抜方式、問8～問10については税込方式で処理する。なお、三分法による。

1. 法人税の中間申告を行い、5,000円を現金で納付した。
2. 決算の結果、法人税は4,500円、住民税は2,200円、事業税は1,300円と確定した。なお、中間納付額5,000円は仮払法人税等として処理している。
3. 確定申告を行って未払法人税等3,000円を現金で支払った。
4. 商品1,000円を仕入れ、代金は消費税を含めて現金で支払った。なお、消費税率は、8％である。
5. 商品2,160円（税込価格）を売り上げ、代金は掛けとした。なお、消費税率は、8％である。
6. 決算において、消費税の納付額を計算し、確定した。なお、当期の取引は、問4、問5のみである。
7. 未払消費税80円を現金で支払った。
8. 商品1,000円を仕入れ、代金は消費税を含めて現金で支払った。なお、消費税率は、8％である。
9. 商品2,160円（税込価格）を売り上げ、代金は掛けとした。なお、消費税率は、8％である。

【解答】

課税所得算定問題

以下の資料をもとに、課税所得の金額を求めなさい。

＜資料＞

• 税引前当期純利益50,000円
• 交際費1,000円は、会計上、費用として計上したが、税法上、損金に算入されない。
• 減価償却費5,000円は、会計上、費用として計上したが、償却限度額（税法上の限度額）は3,000円である。

【解答】

50,000円＋1,000円（交際費：損金不算入）＋2,000円（減価償却費：損金不算入）＝53,000円が課税所得の金額です。

税金問題【テスト編】

次の取引について、仕訳しなさい。

1. 過年度の法人税を過剰に納付しており、現金800円の還付を受けた。
2. 過年度に納付した法人税に不足額があり、追徴額500円を現金で支払った。
3. 商品8,640円（税込価格）を仕入れ、現金で支払った。消費税率は8％である。税込方式で処理しなさい。
4. 問3の取引を税抜方式で処理しなさい。
5. 決算において、消費税の納付額を計算し、確定した。なお、仮受消費税は300円、仮払消費税は450円である。税抜方式で処理しなさい。
6. 問5の取引を税込方式で処理しなさい。

【解答】