その他債権債務問題【日商簿記3級】

債権債務の要点を押さえた後は、徹底的に債権債務の問題を解きましょう。

日商簿記3級に合格するためには、数多くの問題を解くことが重要です。

その他債権債務問題【項目別】

貸付金と借入金

次の取引について仕訳しなさい。

〔使用する勘定科目：現金、貸付金、借入金、受取利息、支払利息〕

1. Ａ商店は、Ｂ商店に現金1,000円を貸し付けた。
2. 問1の取引について、Ｂ商店の仕訳をしなさい。
3. 問1の貸付金1,000円の満期日となり、Ａ商店は、Ｂ商店から利息とともに現金で回収した。年利率が3％、貸付期間が10カ月である。
4. 問3の取引について、Ｂ商店の仕訳をしなさい。

【解答】

手形貸付金と手形借入金

次の取引について仕訳しなさい。

〔使用する勘定科目：現金、手形貸付金、手形借入金〕

1. Ａ商店は、Ｂ商店に対して現金300円を貸し付け、同額の約束手形を受け取った。
2. 問1の取引について、Ｂ商店の仕訳をしなさい。

【解答】

未収入金と未払金

次の取引について仕訳しなさい。

〔使用する勘定科目：現金、未収入金、有価証券、備品、未払金、有価証券売却益〕

1. Ａ商店は、業務用のパソコン300円を購入し、代金は月末に支払うことにした。
2. Ａ商店は、保有している株式（帳簿価額300円）のすべてを350円で売却し、代金は、月末に受けることにした。
3. Ａ商店は、問1の代金300円を現金で支払った。
4. Ａ商店は、問2の代金350円を現金で受け取った。

【解答】

前払金と前受金

次の取引について仕訳しなさい。

〔使用する勘定科目：現金、売掛金、前払金、買掛金、前受金、売上、仕入〕

1. Ａ商店は、Ｂ商店に商品300円の注文をし、内金として30円を現金で支払った。
2. Ａ商店は、Ｂ商店から問1の商品300円を仕入れ、支払済みの内金30円を差し引いた残額を掛けとした。
3. 問1の取引について、Ｂ商店の仕訳をしなさい。
4. 問2の取引について、Ｂ商店の仕訳をしなさい。

【解答】

仮払金と仮受金

次の取引について仕訳しなさい。

〔使用する勘定科目：現金、当座預金、仮払金、売掛金、仮受金、旅費交通費〕

1. 従業員の出張にあたり、旅費の概算額300円を現金で前渡しした。
2. 問1の概算額300円のうち、120円を旅費交通費として支払ったとの報告を受け、残金は現金で受け取った。
3. 出張中の従業員から、当店の当座預金口座に300円が入金されたが、その内容は不明である。
4. 問3の仮受金300円は、同額の売掛金を回収したものであることが判明した。

【解答】

立替金と預り金

次の取引について仕訳しなさい。

〔使用する勘定科目：現金、立替金、預り金、給料〕

1. Ａ商店は、従業員負担の生命保険料300円を従業員Ｂの代わりに、現金で支払った。
2. Ａ商店は、Ｂの給料500円から立て替えていた300円を差し引いた額を、Ｂに現金で支払った。
3. Ａ商店は、給料500円から源泉所得税40円を差し引いた額を従業員Ｂに現金で支払った。
4. Ａ商店は、Ｂから預っていた源泉所得税40円を現金で税務署に納付した。

【解答】

商品券と他店商品券

次の取引について仕訳しなさい。

〔使用する勘定科目：現金、他店商品券、商品券、売上〕

1. Ａ商店は、Ｂ商店に商品券300円を発行し、同額の現金を受け取った。
2. Ａ商店は、Ｂ商店に商品300円を売り上げ、代金は当店発行の商品券を受け取った。
3. Ａ商店は、Ｂ商店に商品300円を売り上げ、代金はＢ商店発行の商品券を受け取った。
4. Ａ商店は、当店が持っているＢ商店発行の商品券200円とＢ商店が持っている当店発行の商品券150円を交換し、差額を現金で受け取った。

【解答】