帳簿の要点をまとめました。日商簿記3級合格のために、このページに掲載している要点を覚えてから問題を解いてください。
なお、このページに掲載している要点が分からないときには、テキストに戻って復習してください。
目次
仕訳帳
次の取引を仕訳帳に記入すると、以下のとおりになります。
平成〇年5月20日に、A商店に商品200円を売り上げ、現金150円を受け取り、残額50円を後日受け取ることにした。
総勘定元帳(T字フォーム)
増加(発生) | 減少(消滅) | |
資産 | T字フォームの借方(左)に転記 | T字フォームの貸方(右)に転記 |
負債 | T字フォームの貸方(右)に転記 | T字フォームの借方(左)に転記 |
純資産 | T字フォームの貸方(右)に転記 | T字フォームの借方(左)に転記 |
収益 | T字フォームの貸方(右)に転記 | T字フォームの借方(左)に転記 |
費用 | T字フォームの借方(左)に転記 | T字フォームの貸方(右)に転記 |
(3/4 現金100/売上100)と(5/6 仕入200/買掛金200)の仕訳を転記すると、以下のとおりになります。
現金出納帳
次の取引を現金出納帳に記入すると、以下のとおりになる。
- 3/12:A商店に商品50円を売り上げ、代金は現金で受け取った。
- 3/19:B商店から商品20円を仕入れ、代金は現金で支払った。
当座預金出納帳
次の取引を当座預金出納帳に記入すると、以下のとおりになります。
- 5/10:A商店から商品3,000円を仕入れ、小切手を振り出した。
- 5/19:B商店から売掛金4,000円を現金で回収し、その現金を、ただちに、当座預金口座に預け入れた。
小口現金出納帳
小口現金の補給を翌月(翌週)の初めに行うとき
次の取引を小口現金出納帳に記入すると、以下のとおりになります。
- 5/1 :定額資金前渡法を採用し、小切手2,000円を振り出して、小口現金係に渡した。
- 5/6 :小口現金係は、電車代600円を支払った。
- 5/8 :小口現金係は、電話代400円を支払った。
- 5/16:小口現金係は、お菓子代200円を支払った。
- 6/1 :5月31に会計係が、小口現金係から報告を受け、6月1日に会計係は、小口現金係に小切手1,200円を振り出して、小口現金を補給した。
小口現金の補給を前月末(前週末)に行うとき
上の小口現金出納帳では、6月1日に補給している。これに対し、次の小口現金出納帳では、5月31に、会計係は、小口現金係から報告を受けたのと同時に、小口現金係に小切手1,200円を振り出して、小口現金を補給した。
仕入帳と売上帳
次の取引を仕入帳と売上帳に記入すると、以下のとおりになります。
- 3/4 :A商店から〇商品3個(@50円)を掛けで仕入れた。
- 3/12:4日に仕入れた商品のうち2個を返品した。
- 3/15:B商店に、〇商品5個(@80円)を掛けで売り上げた。
- 3/21:15日に売り上げた商品のうち1個が返品された。
受取手形記入帳と支払手形記入帳
次の取引を受取手形記入帳と支払手形記入帳に記入すると、以下のとおりになります。
- 2/20:A商店に商品300円を売り上げ、A商店振出の約束手形#5を受け取った。なお、その約束手形の満期日が、5月20日で、支払場所が、〇〇銀行である。
- 2/25:B商店から商品300円を仕入れ、約束手形#7を振り出した。なお、その約束手形の満期日が、5月25日で、支払場所が、××銀行である。
売掛金(得意先)元帳と買掛金(仕入先)元帳
次の取引を売掛金元帳と買掛金元帳に記入すると、以下のとおりになります。
- 3/6 :A商店に商品200円を掛けで売り上げた。
- 3/8 :B商店から商品200円を掛けで仕入れた。
- 3/9 :6日に売り上げた商品のうち、40円が返品された。
- 3/12:8日に仕入れた商品のうち、40円を返品した。
商品有高帳
先入先出法
次の取引について、先入先出法により商品有高帳に記入すると、以下のとおりになります。
- 3/8 :A商品3個(@20円)を仕入れた。
- 3/9 :A商品6個(@30円)を仕入れた。
- 3/11:A商品7個(@80円)を売り上げた。
移動平均法
次の取引について、移動平均法により商品有高帳に記入すると、以下のとおりになります。
- 3/8 :A商品3個(@20円)を仕入れた。
- 3/9 :A商品7個(@40円)を仕入れた。
- 3/11:A商品5個(@80円)を売り上げた。
売上総利益・売上原価の算定
売上総利益の計算 | 売上高-売上原価 |
当月の売上原価の計算 | 月初商品棚卸高+当月商品仕入高-月末商品棚卸高 |