リース取引の要点をまとめています。日商簿記2級合格のために、このページに掲載しているリース取引の要点整理を覚えてから問題を解いてください。
目次
リース取引要点整理
ファイナンス・リース取引の処理
【1】リース契約時
- 利子込み法
リース資産××/リース債務××
※金額=リース料総額 - 利子抜き法
リース資産××/リース債務××
※金額=リース資産の見積現金購入価額
【2】リース料支払時
- 利子込み法
リース債務××/現金等×× - 利子抜き法
リース債務××/現金等××
支払利息 ××
※リース債務の金額=見積現金購入価額÷リース期間
※支払利息の金額=利息相当額÷リース期間
【3】決算時
リース資産として計上している金額をもとに、原則、リース期間を耐用年数として、残存価額をゼロとして減価償却を行う必要があります。
【4】利子抜き法で、決算日とリース料支払日が異なる場合(決算時)
- リース料後払いのとき
→支払利息××/未払利息×× - リース料前払いのとき
→前払利息××/支払利息××
※翌期首に再振替仕訳をします。
オペレーティング・リース取引の処理
【1】リース契約時
仕訳する必要がありません。
【2】リース料支払時
支払リース料××/現金等××
【3】決算時
減価償却をする必要がありません。
【4】決算日とリース料支払日が異なる場合(決算時)
- リース料後払いのとき
→支払リース料××/未払リース料×× - リース料前払いのとき
→前払リース料××/支払リース料××
※翌期首に再振替仕訳をします。
要点確認問題
上記の要点を覚えているかどうかを試してください。
次の( )の中に入るのは何ですか?なお、覚えているかどうかは、上記の要点整理でご確認ください。
ファイナンス・リース取引の処理
【1】リース契約時
- 利子込み法
リース資産××/リース債務××
※金額=( ) - 利子抜き法
リース資産××/リース債務××
※金額=リース資産の( )
【2】リース料支払時
- 利子込み法
リース債務××/現金等×× - 利子抜き法
リース債務××/現金等××
支払利息 ××
※リース債務の金額=( )
※支払利息の金額=( )
【3】決算時
リース資産として計上している金額をもとに、原則、( )を耐用年数として、残存価額を( )として減価償却を行う必要があります。
【4】利子抜き法で、決算日とリース料支払日が異なる場合(決算時)
- リース料後払いのとき
→支払利息××/( )×× - リース料前払いのとき
→( )××/支払利息××
※翌期首に再振替仕訳をします。
オペレーティング・リース取引の処理
【1】リース契約時
仕訳する必要が( )。
【3】決算時
減価償却をする必要が( )。